2008年07月01日

フルーツの女王様

マンゴスチン080701.jpg

桃のようなジューシーな果肉とマンゴーのような甘さ、マスカットのようなさわやかな酸味、ベストバランスなフルーツで、やっぱり女王よねー、と思い出す・・・。
マンゴスチンの果肉がかなり恋しくなってきました。
(王様ドリアンの匂いは政権の座から引きずり落としたくなる人もいるでしょうが・・・)

東南アジアに雨季の今頃出かけると美味しいフルーツが市場に山のようになっていて、どれもこれも驚くほど安くてテンションが高くなり、この場ならばちょっとセレブ買い?の気分も味わえる。
日本ではトロピカルフルーツは相変わらす高価なので、現地では普通の果物 & 物価が安いことから 『えーー!』 ってくらいの値段を見て 「 一生ここで暮らしたい! 」 って、果物好きとしては考えてしまう。
マンゴスチンも何年か前から生での輸入が解禁になったし、いつかバナナやパイナップルまでは無理でも、マンゴーくらい身近な果物になってくれればいいのにと思う。

以前バンコクのマーケットで買ったマンゴスチンをホテルに持ち帰ったら、実の中に蟻が大量に居たらしく、蟻まみれの袋を相手に悪戦苦闘。
そんな苦労も果肉を一口含んだとたん 「ああ、これこれ! 幸せだ〜♪ 」 って至福の時間に早代わり。
ガッチリした外見をしてるけど、少し切れ目を入れてパックリ割る要領で皮を引き離すと、綺麗に白い果肉が表れるので、食べやすいのも魅力。

美大卒業してからあまり絵は描かなくなったけど、マンゴスチンを愛するあまりアジアでスケッチ。
手早く描き終えて食べたい欲求のためか、かなりいい加減な絵で失礼します。
posted by AKA at 07:48 | 色々な時間

2008年07月03日

かんざし七変化

着物の時に髪型をシニョンにしたり、洋服の時と同じようなヘアスタイルでカジュアル感覚にする事もあるけれど、服と違って欠かせないのが “かんざし” の存在だと思います。
シニョンに玉簪を一本挿す。
これだけでぐっと着物ヘアに近づけるので、ヘアアレンジが苦手な人でも簡単ですね。

かんざし080703.jpg

先日千葉の佐原にある古い町並みを散策していたら、トンボ玉のお店があったのでふらりと立ち寄ってみました。
そこで見つけたのが好きな玉をつけられる簪スティック。
店内のトンボ玉には目もくれず、これは絶対便利に違いないと秒速購入しましたが、お店の方には 「 あの・・・これだけでいいんですか・・・?」 と聞かれてしまいました。
パーツ沢山持ってるので、ちょっと申し訳なかったのですが、予感の方は的中、ものすごく便利です。
一本持ってれば四季折々の雰囲気や、着物の色に合わせた簪が色々楽しめて、その上スペースセーブ&コストセーブになる。

先端の丸いボールがネジになっているので、パーツを入れて閉めるだけ、なんの工具も要りません。
早速あれこれ試しに付けてみました。
トンボ玉だけではなく、ロンデルやシルバーパーツなど工夫すると、着物〜普段の洋服〜フォーマルまで色々な雰囲気のヘアスティックになるじゃないですか!

無難なシルバーを買いましたが、ゴールドも使えるかも・・・またどこかでトンボ玉のお店があったらチェックしてみよう。
posted by AKA at 12:29 | 和装小物について

2008年07月05日

アンティーク着物

着れる着物を細かく切り刻んで小物とかにしてしまうのは心が痛みます。
着物は寿命を全うするまで使いきるのが普通の事、着物として無理になったら、羽織とか襦袢とか他の着物周りの物に仕立て直し、その後座布団や風呂敷になったり、祖母が最後には生地を裂いてハタキを作ってましたっけ。
( 今は掃除機の付属パーツが多彩なんで、ハタキは絶滅寸前? )

紋錦紗に華やかな花々と鹿の子模様のアンティークの部類に入る古い着物。
何度も縫い代えられた為にちょっと弱くなっている部分もありますが、デザインはアンティークらしい大胆さとオーラを発散していて、長い年月愛用されていたのに生き生きしてる。

着物スカート080705.jpg

でもこの着物は裾よけとか下着にするにしてもちょっと生地のキズが目立ってしまいそうだったので、思い切ってスカートを作りました。
一応、着るものに変化させる経過は辿れそうかと・・・。
洋服ならば好きな幅で何枚で接ごうと 『 お好きにどうぞ! 』 ですものね。

涼しいです!(キッパリ)
着物として着ると、どんな薄い生地でもあんなに暑いのにねぇ。
しっとりと柔らかいアンティークの錦紗着物、もう重さなんて全然感じないくらい快適そのものデス。
夏の着物は辛くてあまり着なくなる季節なので、こんな風に着物柄の洋服と下駄でフラフラ出かけてみるのもいいかもしれない。
posted by AKA at 17:43 | 着物のお手入れ 着付け

2008年07月08日

革で作る模様

革の素材感が好きだし、色々もっと面白い使い方をしてみたい。
すごく丈夫な素材だから、耐久性を上げるために使うことが多くて、それはそれで王道というか普通にいいと思うのですが、何か装飾的なレザークラフトみたいな事できないかなと思っています。

オール革の小物なども以前制作したことがあるのですが、AKA+Hはあくまでテキスタイルプリント作品を制作するユニットですから、オールレザーというのはデザインがAKA+Hっぽいとは言っても脱線した感じが否めなかったので、直にその方向性は辞めてしまいました。

080708.jpg

大きな花のプリントテキスタイルに牛革の植物模様を組み合わせてみる・・・。
ビーズも加えてみる・・・。

テキスタイル図案に添わせるように革を加えるっていうのは、ビーズ刺繍やスパンコールを加えるのと違って全然布になじまなく、かなり強引な感じがするので、それならば図案とは全く関わりのないものをポイントに加えてみたらどうだろう?

最近のアトリエではそんな実験の日々が続いております。
posted by AKA at 12:27 | 布のアトリエから

2008年07月10日

着物は言葉遊びや駄洒落が満載

雪の模様とウサギの模様、一緒に着れば 『 雪うさぎ 』。
氷とか冷たい物を連想するような模様を夏に着て、鳥肌が立つ真冬を思い浮かべて、気分だけでも涼しく (寒く?) なろうという無茶な心意気が昔の人にはあったらしい。
寒い季節を象徴するような雪輪とか結晶とか、雪の結晶を花に見立てた雪華などが夏の着物では一般的に使われていますね。
すごい視点の発想だと思う、現代人としては感嘆するばかりです。

着物 雪輪080710.jpg

竹の柄の着物に雀の柄の帯で 『舌きり雀』 (昔話パターン)
手毬の模様の着物に猫の柄を帯に使えば、『 玉にじゃれる猫 』 (よくある情景)
松本さんに会うとき松の模様(直球)、島崎さんに会うときに縞模様(変化球)など、会う相手に対して心配りと親愛の気持ちを表すコーディネートをしたりする。

もともと洒落とか駄洒落とかには、教養がある程度必須要素なんでしょうね。
それにそんな楽しく魅惑的な着物生活を実践するには、相当の衣装持ちでないと無理。
つまり、そんな洒落心を持ち合わせたのは、当然教養もある上流の方々でしょうけど、少なくともそういう文化が昔の日本にはあったという事に興味が湧いてくる。

今回の 『 雪うさぎ 』 は唯の偶然の出来事で、そんな通人みたいな世界は遥か別世界の事です。
この兎の帯はメッシュ織の夏帯なのに、柔らかくて締めやすいものだから 「 ウサギだし♪ 」 と冬でも家で使ってしまう・・・、もはや季節のルールなど無視する無神経さが現状です。

2008年07月12日

菩提樹の花

葉っぱ裏側から花が下がる不思議な植物、すごく珍しい花の付き方で、首が痛くなるまでずーと見上げてしまった。
菩提樹の葉の下でお釈迦様が悟りをひらいたと伝えられているけれど、日本で菩提樹と言われている木と、お釈迦様のお話の菩提樹とは違う植物だから、その事を思うとありがたさが薄れてしまう。

080712.jpg

正真正銘本物の菩提樹はというと 『 インド菩提樹 』 と呼ばれている。
本家本元を“○○支店”みたいな扱いして失礼じゃないんでしょうか?

インド → 中国 → 日本 へと仏教が伝わる過程で似たような別の植物に置き換えられてしまったのかもしれないですね。
だいたい中国と日本なら生育環境が似た物もあるけれど、インドと日本となると生態系が違いすぎるでしょうから、ちょっと無理やりな感じがする。

ちなみに 『 沙羅双樹 』 のほうはどうかというと、日本では夏椿 (沙羅の樹) と言われてますが、インドの沙羅双樹はイチジクの仲間で、椿とは縁も所縁もない植物。( あまりに違いすぎて苦しい・・・ )
「 花が優美に咲くほうがありがたい 」 とでも考えたかもしれないけど、全く違う植物なのに諸行無常盛者必衰と表現されていくわけだから、日本人の感傷的すぎる性格から演出過剰になっちゃったみたいな気がする。

とはいえお寺などで結構植えられている菩提樹の木は、その花の珍しさも雰囲気もお寺と相性抜群だし、ライトグリーンの色も素敵です。
posted by AKA at 22:22 | 植物の色