2008年06月03日

浮世絵的な縞着物

江戸では 『 着物は縞に始まり縞で終る 』 と言われていたくらい江戸っ子と縞の関係は深かったようです。
滝縞・子持縞・矢鱈縞・よろけ縞、我家にも縞の着物は結構ありました。
この着物も黒繻子の掛衿でもしたら完全に浮世絵に描かれる江戸町民の姿になるだろうというくらい江戸っ子的な着物だと思います。

アンティーク着物080603.jpg

江戸っ子好みといえば縞とならんで 『 格子柄 』 も外せないところだと思いますが、こちらの柄はあんまり持っていません。
きっと歴代の身内は格子より断然筋モノ派だったみたいですね。

渋い両滝縞の着物は大きな花の染帯と小花柄の半衿を合わせてみました。
基本着物は植物模様が好きです。(京好み?)
縞柄は着付けの乱れやシルエットが目立ちやすいので、スッキリ・シャッキリと粋に着れるようにダイエットに励まなければ! とイヤでも認識させられます。

posted by AKA at 12:28 | 着物コーディネート 紬

2008年06月05日

ドライフラワー用の花

フラワーアレンジ080605.jpg

花はハサミで切ってを使ったみたいにシャープで、生花なのにカサカサした音がするし、紙で出来てるみたいな感じ・・・そんな人工的な雰囲気のカイガラソウと、我家で咲いたツルバラを組合せてテーブル花にしました。
カイガラソウやスターチスは生きてるのか死んでるのか分からない、不思議な感じの植物ですね。

生きていた時とほとんど変わらない状態でドライフラワーになるから鮮やかな色で重宝な材料だと思いますけれど、ドライフラワーを飾る趣味がないものでスターチスなどは花屋にあってもほとんど手にすることはないですね。
カイガラソウは半開きの状態で乾燥されている事が多いですが、花が完全に開いて満開の雄蕊と雌蕊が見えると、生き生きした表情を見せてくれるので、やっぱり生き物だった・・・という変化も楽しめます。
しかも日持ちも良いので経済的。

これから暑くなっていくと切花がすぐ悪くなるので、いかにも可憐な雰囲気の草花に魅かれつつも、丈夫で長生きをテーマに花を選択してしまうのでした。
posted by AKA at 17:39 | 植物の色

2008年06月07日

幾何的な大きな花柄

ビーズ刺繍バッグ080607.jpg

テキスタイルプリントの花の中心はスクリューの様に旋回し集中するイメージで中心ほど細かいタッチ。
花びらには舞い上げられるリボン状のラインが交差する模様・・・不思議な花のモチーフ図案です。

大人の女性に好まれるテキスタイルプリント。
「 着物にも洋服にも持てる“がま口タイプのバッグ”を作って欲しい 」
と依頼された時、クールとフェミニンを半々の側面で持ち合わせている彼女の雰囲気と、この花模様の相性はどうかな?と思いました。
光沢ある地色とモノトーンのビーズ刺繍と刺し子のステッチを加えて、あくまでクールなイメージの花模様に。
持ち手は取り外し可能なので、ビーズチェーンとチェンジしてシーンにあわせてドレスアップすることも出来ます。

着物バッグでがま口タイプは定番だと思いますが小さくて実用性が低くなることもあるので、マチを付けてコロンと丸い感じにして内容量を確保しました。
これなら着物バッグにありがちな、財布・ケータイ・ハンカチ・口紅入れたら満杯・・・そして困る、ということにはならないでしょう。
AKA+Hのバッグで既製のがま口金具を使ったデザインは制作していないので、今回リクエスト頂いて初めて作ってみましたが、ワタシも自分の着物の時用に作ってみようかな。
posted by AKA at 18:15 | テキスタイル-絵のような布

2008年06月11日

浴衣の帯

浴衣や普段の着物に使う半幅帯を作るのは案外簡単です。
半幅帯は気楽に締めれるし、その上織物が何であれ一年中使っていい事になってるので、確かに便利。
北欧系プリントとかカワイイ柄は欲しいけど、とりあえず手近にある名古屋帯の反物を洗張りして何本か作ってみました。

半幅帯 080611.jpg

最近は半幅でも長さは4mくらいあって変わり結びが出来るものが主流なので
名古屋帯のオランダ線の部分はカットして、柄合わせで目立たない様に繋ぎ、太鼓裏の生地まで全部使って作ります。
身長163cmの私は帯が広くないと着た時のバランスが悪くなるので、帯幅は4尺2寸(約16cm)以上で、出来るだけ太めの仕上げになるようにします。

正絹の帯地で作る場合は帯芯を縫うとか多少面倒ですが、コットンプリントの生地だったら、裏に接着芯をアイロンで付ければ芯の硬さをもたせられるので、ミシンで縫う事もできます。
裁断した生地の裏の縫い代を覗く部分(帯幅)に厚めの接着芯を貼り、半分にしてミシンでダーッと縫って引っ繰り返し、端の始末をすればもう完成。
帯の長さの生地が理想ですが、中央で1ヵ所柄合わせて繋ぎが出ても締めたら
分からなくなるし、浴衣などの気楽な物に合わせるなら良いのでは?

安く売ってる化繊の帯もありますが、すぐ緩むし、風合いはテラテラしているし、それならいっそお気に入りの生地で世界に一本の帯のほうが可愛くてGOOD!


posted by AKA at 12:45 | 着物のお手入れ 着付け

2008年06月13日

透ける夏の着物

夏の着物も透ける模様が可愛いし、ラインストーンを合わせたり、夏小物も色々楽しいし、白っぽいレースや絽や麻が透けて見えるのが涼しげでイイ。

夏着物080613.jpg

夏の長襦袢は(着物も物によっては)絹でも着る度に水洗いしてます。
丸ごと洗うのは乱暴と思いますが、夏に汗を吸った下着を繰返し着るなんて洋服なら考えられない事なので、『 洗える 』 というより 『 洗ってしまっている 』 という状況です。
もしも 「 正絹だからあれもこれも洗えない 」 という扱いをしたら着るものがなくなってしまうし、正装じゃない街着を着る毎に専門店へ・・・ありえん。

洗える化繊の絽の着物や襦袢は便利ですが、私は汗疹とかできやすく、体にピッタリ化繊が密着するとかぶれる可能性があって、その上汗が吸収性ゼロの襦袢を通って着物や帯に行くので、天然素材がやっぱりいいです。
化繊の絽反物が家に残っていたので普段着用として、綿の半襦袢の筒袖を絽の袖に交換した物と、腹部分を晒にした裾よけを作りました。
これなら汗をかく場所は吸収されるので、少々蒸れたりするけれど、洗濯機でガラガラ洗えて便利でした。
全身化繊・・・というのは多分ホントに暑くて失神するかも。

紳士服売場で 『冷感極薄ワイシャツ』 が目に留まり、触ったら本当に冷たい!
「 これで襦袢作ったらヒエヒエじゃん!サイコー♪ 」
生地売らないかなぁ・・・って、売り場でシャツを撫で、凝視する不可解な女になっていました。
posted by AKA at 17:48 | 和装小物について

2008年06月15日

ビルを描いた図案

テキスタイル080615.jpg

モノトーンにパープルをアクセントカラーにした配色のビルが立並ぶ、直線的なテキスタイルプリント。
平面構成された四角形の連続、実はオリジナルはまだ別のスクリーンが加わりますので、もっと込み入った感じのデザインになっています。

ハッキリと花とか生き物とか何を描いたか認識できるように構成した図案は、本人の意図がストレートに伝わるので、見た方の感じた事がこちらの目線と近い感覚で共有できる気がします。
でもこの図案みたいに大きなスクリーンサイズで、しかもバッグとか何かの形にした時に色んな部分がカットされてしまうと、もはや風景には見えなくなる場合もあり、
「これって○○ですか?」
という視点や感想がすごく感心するような事だったりして、楽しいのです。

「これはね、蝶ですからね!」
と蝶を描いて、蝶以外には認識できないように感覚をロックしてしまうのって、そういう楽しみが奪われてしまうって事でもあるんですね。
posted by AKA at 09:00 | テキスタイル-絵のような布