そういう場所は砂利や玉石が敷かれていて、例外なく履物にダメージがきます。
お草履なら裏がボコボコになるとか、スリ傷の様なものが側面に付く可能性有。
下駄なら、どんなに女忍者のように慎重に歩みを進めようとも100%の確率で何処かしらカケます。
草履のほうが丈夫だけれど、下駄のほうが安価だから、ダメージの可能性があるなら下駄にしたい・・・でも小紋着たいのに下駄かぁ・・どうするどうする?
となるのですが、履き倒した寿命寸前の草履、これが一番ですね。
でも全部お気に入りでそんな好都合な一足が無いから、紬に下駄を合わせる。

どうしてもはんなりとお草履でキメたいわ、という時は砂利に近づかない。
明治神宮などは危険地帯に思えます。
あの長ーーい砂利のアプローチ、履物だけでなく足袋のほうも、初詣など人が多いと砂埃が立ってしまうので、表参道に戻って来た頃には白足袋はグレーに
なっているかもしれません。