何代も続く東京っ子の血のせいか、旬の食べモノにアンテナが反応し、
初○○・新○○は逃せない。
今回は八十八夜に摘む「はしり茶」を飲みに静岡へ行ってきました。

日本茶専門の茶店では目の前で入れてもらえます。
まず一番茶。
茶葉を蒸す程度のお湯を入れてなじませて、お猪口くらいの茶器に向かって
急須を振り切る!何度も!
「どうぞ」と出てきたのは大匙一杯程度のお茶。
「!」
初体験の味が口に広がりました。甘い。そしてお茶の葉の凝縮した香り。
苦いけれど渋いという感じはありません。
そのあと急須の茶葉の香りを楽しむのですが、急須半分も入っているお茶の量にびっくり。
続いて20ccほどの量で出される二番茶。
お抹茶くらいの苦味を含んだ、これも甘くてほろ苦い感じの良い香り。
二番茶が終わるとお菓子が出てきて、半分食べるように指示される。
口の中はお茶の香りが充満しているので、お菓子が美味しい。
最後に三番茶。
これでも「あっ濃くなっちゃった」と家で入れる一番茶より濃いものでしたから、
私は今まで何を飲んでいたんだろう。
お菓子と三番茶を頂いて終了。
ああ、目から鱗でした。
買ってきた「はしり茶」を大好物の麩饅頭とともに早速濃い目の入れ方で楽しんでみましょう。